パネルシアター

パネルシアターについて詳しく知る

学習用パネルシアターとは

学習用パネルシアターは、現場の教師の実践と研究から「教材教具として」作りました。
ですから、教育内容によって使用方法は様々です。
例えば、「学習の導入として」「問題提示として」「習熟させるために」「問題解決のための操作活動として」などです。
パネルシアターは、その特長から教材としても使いやすく、子どもたちにとっても記憶に残りやすかったり、 操作しやすかったりと便利な部分がたくさんあります。
パネルシアターを教材教具として学習に導入することで 子どもたちにわかりやすく興味深い授業づくりを提案しています。

パネルシアターを授業に使うメリット

パネルシアターを長年研究してきて言えることは、パネルシアターは万能ではありません。
しかし、優れている面をたくさんもった教材教具であることは確かです。

では、どんなところが優れているのでしょうか。
パネルシアターが優れているところを箇条書きにしてみます。

  1. 素材が紙に近いことから教師にとっても子どもにとっても操作しやすいということです。
  2. パネルシアターは、教材教具と子どもたちの間に教師が入ります。また、教師が子どもたちに語り掛けながら話を進めたり問題提示したりします。そこで、子どもたちとの会話の相互性が生まれます。 教師も子どもの発言やつぶやきなどをひろいながら授業を進めていくことができます。
  3. 授業を進めるのが教師自身のライブです。よって、子どもの反応や理解の手ごたえで進めていきますので、 話の速度や話の内容を目の前の子どもに合わせて変えていくことができます。理解できていない時はその 部分まで戻ってもう一度説明し直すこともできます。
  4. 場面作りは、最小限の絵で行います。背景が白いパネル板ですから、魚を貼れば海の中に、木を何本か貼 れば森の中を、そして人間を上に貼れば地面の広がりを人間を下に貼れば空の広がりを子どもたちは想像 します。子どもたちはパネルシアターの世界にすぐに入り込むことができます。
  5. 一枚一枚の絵を話しながら貼りつけていくので、子どもたちは一つ一つのものを確認し理解していきます。


学習において以上の特長を生かしたパネルシアターの使い方をすれば、学習がわかりやすくなります。

◎ 容易である、またはとても効果あり
○ まあまあ効果あり
△ 効果があるとは言い切れない部分あり
× 難しい、または、効果は期待できない
『授業で使おう!パネルシアター[小学校 高学年篇]』P.11より抜粋・作表

三者(教師・子ども・教材)の対話を活発にするパネルシアター

パネルシアターの位置関係に関しては、子どもを全面に 受け止め授業を進めていけるといえます。
これは、日常の黒板、教師、子どもの位置関係と同じです。
ですから、教師は日常となんら変わりなく子どもとやりとり (対話)しながら授業を進めていけます。

では、パネルシアターを使った授業をもう少し詳しくみてみましょう。子どもと教材、教師の間には、どんな力が働いているのでしょうか。

よく耳にするのは、「パネルシアターを使うとその世界に入り込み(没入)、今までになく子どもたちが集中していたよ」といわれます。

子どもたちは「うそっこの世界」にもかかわらずそこに入り込み、教師が演じているキャラクターに従い集中して 課題解決に取り組んでいるというのです。教師は子どもの様子をみながら教材提示ができ、子どもの様子を見ながら、 言葉かけやゆさぶりと急な事にも応じることができるという安心感があります。
だから、「授業で子どもたちの意見が多く出た」「活動が活発になった」という声もよく聞かれるのではないでしょうか。
子どもにとっても教師の発問が自分の要求に近いことから、お互いの考えを確認しながら課題に向かうことができる といえます。
そしてこのことが、教師に授業の手ごたえを感じさせ、教師が充実感をもつことにつながるのです。
以上のようにパネルシアターを授業に使うことは、授業の三角形モデルをより強くする要としての対話を活発にする 働きをしているといえるでしょう(対話の相互性)。

出典元のご紹介【授業パネルシアター研究会】 

当ページの文・図の出典元はすべて「授業パネルシアター研究会」様から頂いております。

【授業パネルシアター研究会】
授業でパネルシアターを使うための研究や実践をしている
教師を中心にした研究会です。
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