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研究所だより(50)2011年10月31日更新


◎活水中高校でも国府台中高校でも、ほんとに喜んでいただきました。

 やっと開館ま近までこぎつけた長崎の活水中高校図書館を訪ねていると、校長先生が見えて、心から喜んでくださっているようにお礼のことばをいただきました。生徒たちも開館を待ちわびているそうです。
 すでに開館している国府台中高校も、愛知の井関さんや埼玉福祉の村田さんたちと訪ねました。校長先生も事務局長さんも図書館の多田先生たちも、みんな心から喜んでくださっているようで、図書館づくり冥利です。
 両校とも、日本の学校図書館をリードできるすてきな図書館ができたという自信もありますが、不十分なところもたくさんあります。それらをしっかりみきわめてあとに生かしていくことこそ大切なことです。

◎調布での全国図書館大会に出席して図書館の仲間たちに会いました。

 この大会が、年々衰えていくのは今年も感じましたが、全国の図書館の仲間たちに会えることはやはり嬉しいことです。純心女子短大図書館コースの卒業生たちにも会いました。国際交流基金関西国際センター図書館で世界の図書館員たちを相手にしていることなど『図書館雑誌』でも幾度か見たHくんとはホテルがいっしょだったし、純短図書館コースからただ一人の国会図書館員になって、今、上野の国際子ども図書館で働くTくんは、学校図書館部会でりっぱな発言をしていました。愛知の井関さんとは、国府台からずっといっしょで、新幹線の名古屋で別れました。

◎京都聖母学院小学校図書館が今年中に竣工、愛知の第一号になります。

 8月に訪ねて改修プランを提案した京都の私立の小学校がこの京都聖母学院小学校でした。平湯モデルに決めていただきましたので図書館大会の帰りに訪ねました。今回は校長先生も加わってくださって、「すてきなプランで、とても楽しみです。ぜひ今年中に完成してください」ということでした。
 同じキャンパス内の中高校の図書館も見せていただきましたが、ともに図書館専任の司書教諭と司書の2人ずつをおいて、蔵書もあふれるほど、貸出し冊数もすごいようです。近頃、文科省が力をいれだして、にわかに動きだした公立とは全くちがいます。開校のときから、至極当然のこととして読書と図書館を大切にしてきたことを、まず校長先生の存在そのものに感じてしまいました。公立の教育の(教師1人ひとりも)主体性のなさをあらためて思います。

◎島根県の1校あたり50万円、毎年15校の学校図書館整備事業の協力に。

 数年前、松江で私の話をきかれた先生に、活性化は私のノウハウでなければと、2年前に招かれたことがありましたが、今年も別の学校に招かれました。寄る年波に、山陰は空からも新幹線でもひとっとびとはいかず、辞退しましたが、まず、学校司書の熱意に引き受けてしまいました。処遇はいろいろながら、島根県下の全小中学校に1昨年から配置されている司書のお一人です。校長先生も教頭先生も主任の先生もりっぱでした。なにより、学校のすぐ近くに住み、お孫さんが5年生という、近年引退したばかりの腕利きの大工さんの協力がえられたことです。私のプランに従い、材料代以外一切無報酬、幾日でもOKと、こんなりっぱな人がいるものかと思ったさわやかな御仁でした。全校児童に歓声をあげさせる図書館に生まれ変わること受けあいです。

すばらしい実践をもとにした、調べ学習についての、実に明快な本が出ました。「愛知」のパンフにも紹介されている遊佐幸枝氏によるもので、少年写真新聞社刊、1600円。
国府台女子学院図書館のシースルーの玄関
同じく、アールがやさしい中庭に面した、絵本や画集や写真集などをおく書架。配架中。
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